恐るべき吹き替え!

少し前に「メリーに首ったけ」という映画を借りてきて見た。
なかなか楽しいコメディ映画で、主人公の今をときめくキャメロン・ディアス扮するメリーも可愛く、まわりの男達も可笑しく情けなく、ちょっと下ネタもある面白い映画だったのだが、その中で見た人は気付かれたと思うが、物語の途中でいきなりギターを弾きBGMを奏でる男が出てくる。
その男、実は非常にキャリアのある、その筋で(カルトな?)人気のあるミュージシャンの「ジョナサン・リッチマン」なる人物なのだ。なんでそんな人が出ているのかというと、監督が大のファンらしく(前作に引き続き?)実現したらしい。
劇中とぼけた味のある歌を奏でて、映画に地味な華を添えていたのだが、なんと日本語吹き替え版だとそのジョナサン・リッチマンの歌も吹き替えられているらしいのだ!なんでそんな無粋極まりないことをするのだろうか?しかもモト冬樹だって!なんてこった!ジョナサン・リッチマンのファンはどう思うのだろう。いやファンじゃなくてもこれには首をかしげたくなるところだろう。
たとえば、未だ見ていないが大ヒット映画「タイタニック」の吹き替え版であの有名な主題歌が流れてきて、歌のところにきたらセリーヌ・ディオン(だっけ?)の声じゃなく、いきなり日本人の歌声でしかも日本語の歌詞の歌が流れたらどうだ!(あれ?それはいけるかも?)コメディだからなのか?だとしたらジョナサン・リッチマンファンがあまりにもかわいそうじゃないか!まったく!こんなことをして喜ぶのはモト冬樹だけだぜ!・・・でも、ちょっとだけ聴いてみたい気も・・・あれ?

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