AC/DC、9年ぶりの来日公演! 〜田舎者のライブ体験記
以前ブログに書いたように、急遽の参戦となったAC/DCのライブ。
自分が参戦したのは14日のさいたまスーパーアリーナでの追加公演。
なんてったって日曜開催で、開場4時の開演5時っていうのが、この田舎者にはうれしい日時だね。
おまけに開催地がより近い埼玉だしね♪
そんな最高な日時に、世界最高のライブ・バンドが観れる!
興奮を押さえながら会場に入った自分だけど、
席はアリーナの後方で正直場所的にはイマイチ。
そんな場所でも最高なのは始まるとたっぷりわかるんだけどね♪
まわりを見渡すと、客層はまさに老若男女。
自分より年上っぽい、HM/HR好きと思しきファッションの人。
若い学生っぽい男達。
音楽好きっぽいカップル。
いかにも騒ぎたそうな外人達などなど
その人々が、バンドTシャツやデヴィル・ホーン(例の光る角)をつけライブが始まるのを今か今かと待ちかねながら、すでに興奮状態!
開演時間を少し過ぎた頃、ついに会場が暗転!
ステージ上にある巨大スクリーンにアニメーションが流れる。
内容は機関車に乗っているメンバー。
運転者はなんとアンガス!
じゃんじゃん石炭を投入するから機関車は暴走をし始める。
それを止めるべく、セクシー美女2人がアンガスを悩殺攻撃でダウン♪
その隙にブレーキをかけるが、ブレーキは破損。
そのうちにアンガスが復活。
そのまま暴走列車は壁に激突!
すると、爆発音とともにステージ上に巨大な火花や煙があがり、いつの間にか二つに別れたスクリーンの間から、巨大なその暴走機関車が!
と、同時に新作の冒頭曲「暴走/列車(Rock N Roll Train)」のギターリフとイントロが炸裂する!
当然、ここまでで皆も自分も大興奮!
それからも皆大合唱だったり、手拍子足拍子、拳突き上げたり首振ったり、おのおの大盛り上がり。
キラー・チューン満載の彼等のレパートリーに新作から数曲を加えたセットは3曲目にもう「Back In Black」が登場っていう強力なもの。
それから、大合唱の最初のピークを感じさせた「悪事と地獄(Dirty Deeds Done Dirt Cheap)」があったり、唯一のスロー・ブルース・ナンバー「The Jack」では、モニターに女性たちが映されこれまた盛り上がる。
もちろんこの曲ではお馴染みのアンガスのストリップも♪
さらには天井から巨大な「鐘」が降りてきて、ブライアンがその鐘を鳴らす紐にジャンプ一発飛びついて「地獄の鐘の音(Hells Bells)」が始まったり、
これまた強力な大合唱ナンバー「High Voltage」、「You Shook Me All Night Long」、そして、一番の大合唱じゃなかったかな?の「T.N.T.」。
自分もみんなも自然と「Oi!Oi!Oi!」の大合唱!
それからライブはいよいよ終盤にさしかかって、
泣く子も黙る?超強力ロック・クラシック「Whole Lotta Rosie」では、機関車のに跨がる下着姿の巨大な風船人形が登場。
さらに本編ラストの「ロック魂(Let There Be Rock)」では、アンガスのギター・ソロもたっぷりフューチャー。
正直ギター・ソロが始まった時、昔観たエアロスミスのライブの嫌な思いが頭をよぎったけど、彼の場合そんなこともなく、うまく、激しく、楽しく観客を盛り上げてくれたね。
ここで、本編は終了。
アンコールはこれまた大合唱炸裂の「地獄のハイウェイ(Highway To Hell)」。
そして、ラスト・ナンバーは「悪魔の招待状(For Those About To Rock (We Salute You) )」。
ここではご存じ、ブライアンの「ファイア!」に合わせて、大砲がどっか〜ん!どっか〜ん!の大連発!
いやぁ、もうこんな感じで終始大合唱の大盛り上がりのライブ、
個人的には最高に感動したライブがこないだのザ・フーのだとしたら、最高に興奮したライブが彼等のライブだったんじゃないか?
そんな風にさえ思う最高のライブでした。
と同時にちょっといろいろなことを考えさせられた彼等のライブっていうか・・・
いやぁ、例えば彼等くらいの長いキャリアの大物アーティストって、全然聴いたことない所謂ビギナーから見ると敷居高い感じあるじゃない?
何を、何から聴いていいかわからなかったり、マニアに聞くと結局全部聴かなきゃ!的なもの言いされたり・・・
おまけに、特にライブとかだとさらに若いビギナーにはわかりにくい「味」みたいなものが幅効かせてたりして、ますます小難しかったり・・・
それが彼等の場合、まったく他のそういうキャリアの長い大物アーティストと、逆なんだってことを感じたんだよね。
毎回セットリストを固定してるのも、恐らく日本と違って、欧米だとチケットがソールドアウトになり、何回もライブを観るどころか、観れればラッキーだろうから、観戦するファンのためにベスト的選曲を観せる配慮だと思うし、
なにより、シンプルでど派手な彼等のライブは「味」も偉そうで小難しい物言いも関係なく、それこそ、アルバム1枚、いやまったく聴いてなくても楽しめるっていうもの。
正直自分もいろいろなロック、ポップ・ミュージックを長年に渡って聴いてきたと思うから、「ベスト盤1枚だけじゃダメだぜ」みたいな思いもあったけど、そういうアホな考えが改められたんだよね。
マニアもビギナーも誰でもすぐ夢中になれる彼等のロックン・ロール!
ロックン・ロールってそういうものじゃなかったのかな?なんて・・・
そんなことを、素晴らしいライブの興奮とは別に感じさせてくれた彼等のライブ。
レココレに書いてあったように「ストーンズと彼等のライブを観てなくてロックを語るべからず」なんて、
偉そうで不粋な物言いは、上記したように彼等のライブ体験後に感じた思いからは言わないけど、
それでもやっぱりそれに見合う彼等のライブを観れてホントに良かったと思う、ロック、ポップ・ミュージックを聴き始めてから20数年経ったおっさんなのでした、うふ♪
なお、掲載画像はがんばって撮影したピンボケ携帯画像プラス、パンフレットよりのものでした♪
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