大切なレコード 〜ANY MORE FOR ANY MORE / Ronnie Lane & The Band "Slim Chance"


公開、DVDにてリリースされた映画「ロニー〜MODSとROCKが恋した男」、そしてセカンド、サードの紙ジャケ化以来マイブームなロニー・レイン。
そのロニーがフェイセズ脱退後シングル「ハウ・カム」(アルバム未収)に続いてリリースしたファースト・ソロ・アルバムをご紹介したいと思います。

ロニー・レインとバンド「スリム・チャンス」の作品とクレジットのあるこの作品はGM RECORDSなるレーベルより1974年にリリース。レコード番号はGML 1013とあります。
下がその英国オリジナル盤になります。

     


ジャケットはコーティングのないシングルジャケット。レーベルはご覧通り。



マトリクスはA面が機械文字で GML 1013 A//2▽420 0 11 15 と手書き文字で ITS.MELLYS. B面が機械文字で GML 1013 B//2▽420 0 13 5 と、手書き文字で MELLYS. とあり、盤の重量は約120gとなっております。

内容はもう素晴らしく、当時のロニーの嗜好溢れる田舎風味満載なものとなっており、メンバーにはギャラガー&ライルの二人や元ブロッサム・トゥーズのケヴィン・ウエストレイクなどなどの所謂第一期スリム・チャンスとなる面々が名を連ねています。

軽快なカントリー・ダンス・ミュージック?といった趣のトラッドA1。
ロニーらしいちょっぴりセンチメンタルでロマンティックなA2。
ロニー自身もお気に入りの名曲名演なA5。ストリングスもいい感じ。
フェイセズのセカンド収録曲のリメイク版B2。フェイセズのロッドが歌うのもいいけど、やっぱ作者が歌うこっちのほうが好きだね。
とてもオールドな感のある曲調のトラッドB3。酒場で肩を組みながら歌うロニーたちの姿が目に浮かぶ感じかな?
個人的にベストトラックなタイトルナンバーB4。もともとはフェイセズ用の曲だったこの曲は野外で録音されていて、そのため鳥のさえずりのような音や子供達の声、そしてジャケット裏に記されているようにマイクが風で揺れるような音も聞こえる素敵なものになっております。

この素晴らしい作品のアナログ盤はヤフー・オークションでゲットしたんだけど、本当は入手時に英盤にしては珍しくシュリンクがされていて、「おお!これはジャケが汚れないぞ!」としばらくそのままにしておいたんだけど・・・そのシュリンクがきつくて、ジャケットが歪んで、歪むだけなら我慢出来たのかもしれないけど、挙げ句に背の部分が折れてきてスパインにダメージが・・・結局シュリンクはぎ取っちゃいました。

そんな?愛しいロニーのファースト・ソロ。CDでは以前ボーナス・トラックが入ったものがあったけど、今はどうなんだろ?廃盤かな?結構廃盤多いんだよね・・・ちなみにこれだけ紙ジャケ仕様で出てないし・・・ちぇっ

まぁ、ロニーのソロ4作品はどれも素晴らしいので気になった方はどれでもお一ついかがでしょうかね?






聴いてないのかい?

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