ザ・コレクターズ 〜最高傑作は・・・

今年でデビュー20周年を迎える「THE COLLECTORS 〜ザ・コレクターズ」。ということは気がつけば彼等と出逢ってから20年が経つということになる・・・早いなぁ・・・

私が彼らと出会ったのはバンドブームの頃。
いろいろなバンドがいた中、ビートルズやフーなどに影響を受けたポップ、モッズバンドと紹介されていて、ついに私好みの同時代のバンドに出逢ったと喜び、聴いたその音楽も期待を裏切らない素敵なものだった。
それからメンバーチェンジやレコード会社の移籍などを経ながらも、素晴らしい作品の数々をリリースし続けてくれたことは、追いかけ聴き続けてきた私たちにとって非常に有り難いことであった。

そんな「ブレイク直前」と言われて久しい彼等(とほほ)の作品で最高傑作はどれだろう?と考えることがある。
なんせ20年であるしオリジナル・アルバムも多々ある。
愛着、思い入れたっぷりの初期の作品?はたまたメンバーチェンジ後の諸作品?それともここ最近の作品だろうか?
いろいろ意見ある中、このアルバムが彼等の最高傑作だと言う声を聞くことがある。
それはメジャーデビュー前にミントサウンド・レコードよりリリースされた10インチ盤『Welcome To The Flower Fields And The Mushroom Kingdom〜ようこそお花畑とマッシュルームの王国へ』。

   

当時、友人Sがメジャーデビューアルバムを購入し、それはテープで聴かせてもらっていた為、ならば私はこれと運良く?確か町田のレコード店で購入したもの。
聞いた話じゃ3000枚のみのリリースで発売後すぐに売り切れ、その後CDとしてもリリースされていない為、非常にレアなものとなっているようです。
楽曲はのちにすべて再録音されているし音はとても悪いが、その内容は素晴らしく、音が悪いためなのかよりポップな部分が光っているしワイルドな部分も際立っている素晴らしいものとなっています。(関係者の証言を発見しましたので詳細は " こちら " を)

そして、そんな素晴らしくレアな物を少し前にもう一枚ゲットすることが出来た。
下がその上記盤のファースト・プレス・・・ファースト・プレス?(下右画像はB面のレーベル)

   

いや、正確にはファースト・プレスっていうかどうか解らないけど、そのはっきりとした違いは封入されているモノクロ10ページの歌詞付きブック。


これのあるものが初回盤ってきいたことがあるためファースト・プレスって言いましたが、実際はよくわかりません。
その歌詞付きブック以外の違いを探すべく、隈無くチェックしたところ、ジャケット、レーベルともに同じ、マトリクスナンバーも同じ・・・
でも、マトリクスの逆側に打たれているナンバーに少し違いがありましたが・・・どうなんだろ?
音の方もほぼ同じですが・・・いや、少しこっちが・・・う〜ん、どうだろ?
結局よくわかりませんが、初回分のみ歌詞付きブックが封入されていたのかもしれませんし、混在していたのかもしれません。そのへんの詳細は申し訳ないですが、関係者にでも?聞いてみてください。

とにかく、この素晴らしい作品、レアなものですがファンならば必聴ですので、頑張ってゲット・・・いやどうやらそんなに頑張らなくていいみたいです。
先に述べましたデビュー20周年を迎えるこの秋にリリースされるという、DVDボックスなるものにおまけとしてこの作品がつくようなのです。
ボックスなので少々値は張りますがこれでさほど苦労せず聴けることになるでしょう。
ただ、どんな仕様でこのボックスにつくのか・・・ただのプラケース仕様なのか、それとも紙ジャケット仕様で、上のようなターゲットマークとミントサウンド・レコードのマークのついたレーベルで、ミントサウンド・レコードに残された他の音源をたっぷりプラスし、更に上の歌詞付きブックのついたものになるのかどうか?(希望ですが)
レコード会社さんのザ・コレクターズに対する、この作品に対する愛情の度合いがどんなものなのか、期待しながら待つことにしましょう。

最後に、ザ・コレクターズの最高傑作ですが、私はまだ出ておらず、これから登場するものと思っております。

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