街の風景 〜フェイク・アップルへの誘い

すでにいろんなところで語り尽くされた感のある「ザ・ビートルズ」について、今さら四の五の言うつもりはない。
現在も、多分にその人気、知名度はポピュラー・ミュージックの世界に於いて群を抜く存在なんだろう。
そんな「ザ・ビートルズ」に対する愛情は様々な形となっていろいろなところに現れている。
皆さんの街にもあるのではないだろうか?「ザ・ビートルズ」に関する文言、曲名等が付けられたお店が・・・
そんな名前のお店はもちろん私の住む新潟にもあります。下がその一つ、パチンコ屋さんの『IMAGINE〜イマジン』です。


正確には「ザ・ビートルズ」ではなく、「ジョン・レノン」のソロ時代の楽曲でおそらく一番知名度があると思われる、その曲名をつけたこのパチンコ屋さん・・・まぁ、それは別にいいとして、もう一つある看板、これがよくわからない。下左がその看板。

 

上右側が看板の元になったであろう「ザ・ビートルズ」のアルバム『SGTペパーズ〜』のジャケット内側の写真。
御覧の通り、看板の四人がとんでもない格好をさせられております。いったいどうして?
オーバーオール、背広に着物?浴衣?・・・元の写真とまったく同じじゃうまくない?とでも思ったのでしょうか?
よけいにうまくないと思いますが・・・どうなんでしょう?

しかし、上記の看板など問題にならないくらい衝撃的な看板があり、ホントびっくりした。
最初はほんとに "あのマーク" がそのまま書かれていると思った看板。
でもどう考えても "あのマーク" とは縁もゆかりもないこと確実と言い切っていいこの会社。
いったいなんで・・・下がその会社と看板部分の拡大画像(下右)です。

 

ビートルズのレコード盤をお持ちの方ならご存じの「アップルマーク」とそっくりなこのマーク!
比較するまでもないが、わかりやすいように並べてみました。下左がその「アップルマーク」、右が上右と同じ看板部分の拡大画像。

 

あきらかに同じデザイン、Appleの下の "RECORDS" の部分を社名に入れ替えただけのこの看板。
ここまでそっくりだと、「ひょっとしてビートルズのアップルとなにか関係が・・・」とか「東芝EMIの下請け工場かなんか・・・」なんていうありえないこと確実なバカな考えが頭を過ったりする。
しっかし、罪のない軽い気持ちなんだろうが、ものが人気のビートルズ関連のもの、もうちょっとアレンジかなんかしてもらえたら、なんて思ってしまう。(ホントは「おもろいネタありがとう」なんですけど)

その後、この界隈に勤めている友人に聞いたら、なんとこの会社と取り引きがあるらしく、いろいろ聞いたら案の定この会社、他の書類などにもこの「フェイク・アップル」?のマークがあるもよう・・・「!!」と同時にその友人より更なる衝撃的な情報を入手した!
同じ地場に同様のマーク、「フェイク・アップル」を持つ会社がもう一つ別に存在すると言うのだ!
早速、社名と住所を聞き出し、友人とともにその問題の?会社に伺って見ることにした。

そして当日、その会社のまわりをいくら見てもそれと思しきマークどころか、看板らしいものさえ見当たらない。
う〜ん、どうしよう・・・と思ってさらにまわりをうろうろしていると・・・「!!!」
「あっ、あった〜!」
看板とはいかなかったけれども、製品などを入れるプラスティック製のコンテナに「フェイク・アップル」(下左)があったのです。

 

御覧の通り、先の「フェイク・アップル」(上右)との違いはリンゴの芯がちゃんとリンゴに食い込んでいる?ことと、Appleの下に文字がないという点。
友人によると、先の会社と多分に関係はないと思われるこの会社も、やはり書類などにこのマークがあるようです。

これらの件に関して気になるのところは、やはり物が物だけに、「ザ・ビートルズ」に思い入れのある方々はいったいどう思うのだろうか?というところ。
私みたいに面白がるのか、はたまた、思い入れが大きい分、怒りも大きいのか?それとも呆れるのか?
いやいや、「ザ・ビートルズ」の残した芸術作品の数々を愛する人たちのこと、きっとこの地に来て生で実物を鑑賞するに違いない!?
詳しい場所は当方までご連絡を・・・笑


〜追記〜05.12.25.
※なにか問題が生じたのでしょうか?上記パチンコ店の店名が『IMAGINE〜イマジン』から『NEW LUCKY』に変わって(下左)おりました・・・まさか、アップル!?それとも、へどつぶのせい!?いや、まさかね・・・情報お持ちの方、お待ちしております。ちなみにとなりのお店の看板にはまだ『イマジン』との表記がありました。(下右)

 


〜追記その2〜09.06.15.
※残念ながら看板のイラストも消えてしまったようです・・・


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