ネギ嫌いの憂鬱

すでにご存じかもしれないが、ネギが嫌いなんです。

以前はラーメンなどを食べる時、ネギは端に除けていたのだが、ここ近年は注文時に「ネギ抜きで〜」という常套句を用いるようになり、お店の面倒な思いなどおかまいなしに美味しいラーメンを楽しまさせてもらっている。
しかし、この我が必殺技「ネギ抜き」、100%の成功率を誇るものではないのだ。

よくあるのが、最後にネギを入れてから気付いたのだろう、慌ててネギを取り除いたためラーメンの上部表面にネギの細かい破片的なものが残っている場合。
でもそれは問題はない。もともと恐縮しながらその必殺技を繰り出している感があるし、さすがにそんな破片はほぼ問題ないしね。
困るのが完全に忘れられていた場合と、運ばれてきたときに「あっ!ネギ抜きでしたね!」と気付かれる場合。
これはしかたない、ついてないと考え、以前のように端に除けるか同伴者にネギを食べてもらうなどの策を取るしかない。
同様に、これは学生時代の話だが、学食でラーメンを頼む際に「ネギ抜き」をお願いしたら、学食のおばちゃんは予想通り抜き忘れ、それを気付いた時のコメントが素晴らしかった。
「あ〜、ネギ入れちゃった。まぁ、好き嫌いしちゃダメね!」これには「あちゃ〜・・・ネギ抜きは通用しねえな・・・」と諦めるしかなかった。
あと、たま〜にあって嬉しいのが、抜いたネギのかわりにワカメを入れてくれる場合。
いままで経験上2〜3回しかないが、とても有り難く感謝感激でしたね。

そして、この「ネギ抜き」が通用しない中において、一番のインパクトを誇る事件が先日起きた。
それは新潟市内のとあるお店に始めて訪れた時のこと、いろいろあるメニューの中から「ラーメンと餃子のセット(ライス付き)」をチョイス。
注文時にはもちろん「ネギ抜きで・・・」とお願いし、店員のおばちゃんも「は〜いっ!」と素敵な返事とともに注文を控えるメモにも「ネギ〜」と付け加えたため、ネギの抜け忘れはないだろうと余裕の面持ちで安心しながら待っていた。
・・・暫し待ち、そのセットが運ばれてきた時、衝撃が体を貫いた!笑

ガビ〜ン!

びっくりしたね。あまりのびっくりさに一緒にいた友人と笑いをこらえるのが大変だったね。
だってそのセットのラーメン、ネギ抜きじゃなく「ネギラーメン」になっていたんだもの。
赤く辛いスープに白髪ネギたっぷりで・・・もちろん白髪ネギは友人にあげましたけど。
そういや、たしか注文を受けたおばちゃんは少し異国情緒溢れるアクセントの方だったんで、罪のない(あるか!)ことだとすぐに気が付いたんだけどね。

いやしかし、いろいろとあるけど、いつもいつもお店の皆様方、当方の面倒な要望恐縮です。
これからもガンガン「ネギ抜き」攻撃を連発していく所存ですので、よろしゅうです〜。笑


ネギ入ってる・・・

もどる

inserted by FC2 system