激闘!我が兄弟の日本代表戦

私が始めて観戦したサッカー日本代表戦、vsセネガルの試合から、気が付けば2年も過ぎていた・・・早いなぁ・・・

すでに2002年W杯、アルビレックス新潟などでそこそこ盛り上がっていた我が地元新潟に日本代表がやって来る!こりゃあぜひ見に行かねば!
前年のW杯の時のように、チケットで苦労しないよう今回は準備万端!以外に楽にチケットをゲットすることが出来た我が兄弟。
楽しみなその試合の日が近付いてきたころ、ある疑問が兄弟を襲う・・・スタジアムまでのシャトルバス発着場所の新潟駅まで、車でいくべきか、それとも新幹線を使っていくべきか・・・試合日は平日の水曜日。もちろん仕事終了後、車で新潟まで向うのが楽だし、車社会なこの田舎じゃよくある方法。しかし、日本代表の試合となれば全国各地からサッカー・フリークたちが新潟に集結するに違いなく、それは同時にシャトルバス発着の新潟駅周辺にみんなが集結することを意味する・・・駅周辺到着後、他県近県から来た人たちの車で周辺駐車場が満杯で駐車できなかったらマズイ・・・そこで、車ではなく最寄りの新幹線駅である「燕三条駅」より1区間ではあるが新幹線に乗り新潟駅に向うことに決めた。
しかし、それには若干の問題があった。
仕事終了(定時)時刻が17時15分。燕三条駅発の新幹線が試合開始前頃までに間にあいそうなものだと17時48分発〜18時02分新潟着があり、それ以降の新幹線だと、新潟駅着時間から試合開始まで時間がなく、シャトルバスが渋滞につかまったら、いやつかまらなくてもシャトルバスに乗るまでの行列もあるだろうし、キックオフまで間にあう可能性は非常に低い。
なので前記の17時48分発〜18時02分新潟着の新幹線、それに乗ればキックオフはもちろん選手紹介までに充分に間にあい、グッズなどの物色時間も取れる、ということでその新幹線に乗ることに決めた。
でも、その17時48分発の新幹線・・・仕事終了時刻が17時15分・・・その間33分・・・間にあうのか!
それから仕事場から燕三条駅までのタイムトライアルの日々が始まった。
位置関係的に私が弟を拾って駅まで行くのだが、最初のトライアルではなんとタイムオーバー!
不安・・・しかし、いろいろなルートや会社脱出までの時間短縮などいろいろ試したところ、なんとか行けそうな具合になって来た!

そんな状態で迎えた当日は、はっきりいって仕事どころじゃなかった・・・
そして定時になると同時に、同僚上司などのボンクラどもを突き飛ばし(嘘)、猛スピードでレプリカユニフォームなんて青もオレンジもどっちも持っていないマフラー派?な私は、自前の青色のTシャツに着替え、猛ダッシュでへどろん号に飛び乗り飛び出した!
軽快な調子で市内を、いつもの道を、いつもは通らない抜け道を抜ける・・・はずだったが、なんだかいつもより信号にひっかかるし(気のせい?)、前には時速20キロじゃねえの(気のせい?)ってくらい遅い車がいたりで、タイムトライアル時より確実にタイムオーバーしている・・・焦る・・・と、ここで弟より電話が入る「歩いて15分くらいなんで先に駅に行ってる」とのこと。
こりゃラッキー、これで数分短縮できる。と同時に「今どのへん?」と聞かれ、答えると「・・・厳しいねぇ」とポツリ。やはり車で新潟へ行くはめになってしまうのか?しかし、まだまだあきらめずにさらに走るへどろん号。
しばらく走り、あと信号2〜3個をクリアすると駅っていうところで、時計を見ると残り5分弱・・・さすがに「もう無理かな?」と弱気になり、弟へ電話をしたらば、「今どこ?」「もう近くじゃん!」といけそうなテンションの高さ!それにつられ再度「まだまだ諦めねぇぜ!」とテンションが上がってきた!
そしてラストの信号も青で突破!一番奥の一番空いているであろう駐車場に車をぶち込み、あとは走って駅へ切符券売機へそしてホームへ!
しかし!その駐車場がなんと満車!!なんてこった!!!・・・同じ考えの人が多くいたもよう・・・この時すでに残り2〜3分・・・バックし駆け寄ってきた弟のところへいくと、「なにやってんだよ!」と言われ、その旨説明する。もちろん他の駐車場も満車!
すると弟が踵を返し駅前へ猛ダッシュ!ある地点で振り返り、大きくこちらに手を振る!「ここ空いてるぞぉ〜!」
なんと!長時間駐車は厳しいが私達同様の車も多く停めてあった、送迎と短時間駐車用の駐車スペースの一つがラッキーなことに空いていて、この際迷わず駐車!(すみませ〜ん)
そして兄弟揃って駆け出した!階段を駆け上がり二階の切符券売機へ飛びつく。
紙幣の挿入、ボタンの反応等、遅く感じることこのうえない状態だったがなんとか購入。すぐさま改札を抜け、更に上の階にあるホームへ猛然と駆け上がった・・・と同時に新幹線も到着していた!
『間にあった!』
二人汗だくでぐったりとしたまま、新潟駅へ到着。余裕でシャトルバスへ乗り込み、無事スタジアムに到着。
あとはプログラムを(記念に)購入、ゆったりとした頭の中、ぐったりとした体で初のサッカー日本代表戦を無事観戦、そして残念ながら試合は負けてしまったけど、海外組含む日本代表の一点を追う攻撃に魅了された幸せなひとときだった。

この楽しかった試合の観戦と前年の2002年W杯の観戦を通じて、私はあることを改めて学んだ、それは・・・長くなりそうなので、その話は次の機会にでも・・・

もどる

inserted by FC2 system