音楽四方山話 〜その1「検盤はお好き?」

あまりレコード屋さんの多くない我が新潟にも、年に何回か出張セール的なレコードセールがやって来る。
そのひとつに年に2度ほど行われる「北陸音盤祭」なるものがある。
それは北陸三県にあるレコード屋さんプラス何軒かが同一会場でセール用の在庫を持ち寄り開催するもので、行き始め当初は私も結構な枚数を購入していたが、最近では何かブツと金額の案配がピンとこなくて、おまけに一部店員さんの感じが以前より私好みでは無い等々の理由?により2〜3枚買えばいいっていう感じになっていた。

その「北陸音盤祭」の前回開催時のことである。
購入候補数枚を検盤コーナーにてチェックしていたのだが、なんだか非常に検盤しにくいのだ。
なんでだろ?と思い、ふと天井を見上げると、会場の照明の一つであり、検盤コーナーを唯一照らしてくれるはずである真上の照明が、180度反対の全く見当違いな方向を照らしているのだ。
なんでこんな状態にしておくかなぁ〜・・・と思いながらも、がんばって一生懸命?検盤し、4枚ほど購入し帰宅した。
そして、ワクワクしながら、ターンテーブルにレコードをセット、再生し楽しんでいたのだが・・・「!」

「はっ、針飛び!しかもループしてるじゃねぇかよっ!」

盤面をよ〜くみるとそこには幅数ミリの深手が・・・「なんてこった!俺としたことが!検盤にゃ厳しいはずでいたのに!ちっくしょう〜!」(部屋で一人大騒ぎ)
でも、すでに検盤もしちゃったし、車で一時間弱かけて新潟市まで戻るのもなんだし、なによりもセールもすでに終わったし・・・

以前から一部の店員の接客時の対応、例えば「ありがとうございました」ではなく、谷村新司か堀内孝雄ばりの「ありがとうっ!」てのも少し気になるし、
検盤コーナーで検盤してくださいと、よく注意されている人を見るけど、その注意の仕方も丁寧さに欠ける感じだし・・・。
決定的だったのは、セール会場にはBGM用らしきターンテーブルがあるのだけど、あるお客がそこで以前、「試聴できますか?」って聞いたら、店員は一言「針一回落とす度300円〜!」と言い放ち(500円だったかも?)、非常にびっくりして・・・最初は知人か友人に言った冗談かと思ったのだけど、その客とまわりの客のシーンとした反応を見て、「本当なのか?」と、更に驚き・・・それ以来、いい印象はレコードの品揃えともどもなく、おまけに今回の針飛びの件(これは私のせい?)。

そういうことがいろいろ重なるとすこし嫌な考え、妄想が頭をよぎる・・・あの照明の方向って偶然なのかな?なんて・・・そんな?「北陸音盤祭」、今月末にまたやって来るので、リベンジ?とばかりに行ってきたいと思います。そして鬼のような形相で盤面を隈無くチェックしまくってきたいと思います。
もちろんその際には例の照明の方向もしっかり確認してきたいと思います。

あっ、書き忘れるところでしたが、検盤時、盤面の見にくさに気をとられていたせいでしょうか?一枚ジャケットの背部分の色あせの見忘れなんていう初歩的ミスを犯してしまったことも報告しておきます・・・やれやれ


〜追記〜06.04.22.
※先日(3/31〜4/2)おこなわれた北陸音盤祭に於いては、例の検盤コーナー上部の照明の方向は正しく、店員さんもちゃんと「〜ございました」言っておられました。でも急にどうして?いままではいったい?っていう感じですが・・・まさかこれを見たとか?誰かに聞いたとか?う〜ん・・・まぁいいことだから別にいいですけど。関係者各位にご迷惑ご不快の念おかけし・・・たと致しましたらごめんなさいです!

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