こんにちは♪

多分にどう見ても、まだまだ中肉中背を保っていると思しき体系だから、

そんなに気にならなかったんだろう。

体重?まぁ別にいいじゃん・・・男がダイエット?そりゃ気持ち悪いぜ!みたいな感じで・・・

それでも気が付けば、学生だった20ウン年前から比べると、

体重が10キロ以上も増加していたし、若い頃に履いていたジーパンなんて絶対に履けない現状。

こりゃ、なんとかしないとなぁ・・・そんな風に思ってちょっと前から、

帰宅が早い日に、ジャージに着替え、颯爽と、いやだらだらと軽く家の近所を走り始めた。

これでスリムに変われるぜ・・・ふふふ♪

なんて、思ったけど、その内に仕事が忙しく帰宅が遅くなると、

家の近所なんてもう真っ暗だから、結局、こんなに暗くちゃなぁ、なんて宣ってやらなくなる始末・・・

そんな日々からちょっと経った最近、健康診断があった。

案の定体重に変化はなく、いや寧ろちょっと増加していたくらいで・・・

やっぱ走らなきゃかな?

なんて思っていたら、束の間だけど仕事がちょっとだけ楽になってきた。

そんな帰宅が早かったある日のこと。

ジャージに着替えて、久しぶりに家を飛び出した。

角を曲がり、田舎道を抜け、田んぼの間を通り、軽快に走った。

当然すぐに息が上がり、のろのろと歩き出す始末。

やっぱ久しぶりだし、ちょっと飛ばし過ぎたかな?

なんて思いながらだらだらと歩いていた、その時だった。

背後から、あきらかに自分に向けて、中性的な声で、こんな台詞が聴こえた。

「こんにちは♪」

その刹那、自分の中に過った思いは、変な勧誘かアンケートなどをしに、

強固な愛想笑いを顔に貼付けて近寄ってくる女性、その声色だった。

しかし、こんな田舎の裏通り、そんな類いの女性なんかじゃ当然なくて、

その声の主は、その辺りの小学生高学年くらいの少年で、

ただの挨拶だったようだ。

実際だたの挨拶でも、知り合いでもご近所さんでもなんでもない少年から発せられるのはほとんど経験なく、意外なことだから、

きっと親の教育がいいんだろうな…それとも知り合いと間違えたのか?なんて思ったりしたけど、

どうあれもちろんそれは素晴らしいことだから、

遅れをとらないよう、すぐさま「こ、こんにちは!」と、しっかりと、少年に届くよう発した。

しかし、この件について思うのは、

そんな変な勧誘みたいに思わずに、直ぐさま、何の迷いもなく爽やかに「こんにちは!」と発せればよかったのに・・・

それでも、あんな場所で、あんな時に、そんな風に言われることなんてないし、

あの記憶の中にある気持ち悪い勧誘などの声色に思えてしまって一瞬の躊躇が・・・

これって、やっぱり俺が悪い?

それとも、あの気分の悪い勧誘やアンケートの類いのせい?

もしくは、そんな風に思ってしまうような世の中・・・なのかな?





こんにちは・・・♪


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