大切なレコード 〜LIVE AT LEEDS / The Who


本当は「オリジナル・アナログの世界」とか銘打って、英国盤や米国盤のオリジナル・アナログ盤を紹介できればいいのですけど、そんなものほとんど持ってないし、持っていたとしても、最近じゃそういう研究が進んで、マトリクスの末尾が-1じゃないとか、レーベルが違うとか、ジャケットのあの部分の表記が違うとか、いろいろあって・・・それにそういうことにこだわり過ぎると何も買えないし、そもそも「音楽」とどんどん離れていくし・・・なので、オリジナルもしくはそれに準ずる?それに近い?もので、入手に苦労したとか、高かったとか、偶然ゲットしたとか、もしくは非常に愛しているアナログ作品だったりするものをここに紹介し皆さんのご機嫌を伺ってみようと思った次第であります。

第一回の今回は我が購入価格最高額(現時点において)のもの、ザ・フーの「ライブ・アット・リーズ」を紹介致します。
このロックの歴史に残る偉大なバンドの名盤について今さら言うことなどありませんが、軽く触れるとバンド絶好調時の70年にリーズ大学で行なわれたライブを収録した、最強のライブバンドと言われる彼等の傑作のひとつであります。

英国オリジナル盤はTRACK RECORD STEREO 2406 001
所有盤は表面のロゴが赤い通称赤トラというやつです。(青はもちろん、最近じゃ黒!なんてものもあるようです)
では、値段の割にまあまあ状態のいいジャケット表面をご覧下さい。


当時出回り始めた?海賊盤を模したスタンプのみのジャケット、それにあわせるような?手書き風のレーベルはこんな感じです。


CRACKLING NOISES O.K. DO NOT CORRECT!なんて文言も記してありますね。
マトリクスの末尾は両面-3・・・残念ながら-1ではありません。
A面は 2406001 A//3 420 24 113と手書きでBILBO
B面は 2406001 B//3 11 420 05 12と手書きでDBとあります。
ちなみに盤の重量は約150gです。

それまで再発日本盤安レコで楽しんでいたこの作品のオリジナル盤がなぜ欲しくなったか?
オリジナルのいい音?いやいやそれはやっぱり素晴らしきおまけの数々でしょう。
この田舎じゃおまけ付きの完全品なんて見たこともないし、あってもおまけの残骸が数点残っている米盤くらい。それでいろいろ調べ、ネット通販で奮発して購入したという訳なのです。
そんな目当てのおまけの数々は、ジャケットを広げるとこんな感じで内側に入っております。


あと、これを手にして一番びっくりしたのはジャケットの薄さ、これには驚きました。
以前出た紙ジャケCDの時はものが小さくて気付かなかったけど、このサイズで紙ジャケ同様の薄さ(それより薄い?)、ほんとペラペラ。厚紙っていうよりただの紙って感じで、保管に気を付けねば、って感じでしたね。

またこの作品のオリジナル盤や紙ジャケCDとの比較などは、紙ジャケ探検隊様のサイトで特集されておりますので、詳細はこちらをご覧下さい。

CDでは95年に9曲を追加して発売された25周年エディション(紙ジャケCDもこの内容)や、数年前にトミーのパートまでも追加して発売された2枚組のデラックス・エディションなども素晴らしいけど、当方初所有の英国オリジナル盤のこのレコードのほうが、おまけともども愛おしかったりするのです。

レコードと紙ジャケCDの親子?です。

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