ある腹痛・・・
社会人になって最初の秋の頃だったと思う。
なんだか腹の調子が思わしくなかった。
というか、腹が痛かった。
なんだろうな・・・嫌だなぁ・・・
それでも、調子の悪い状態は続いたので、仕方なく医者に行くことにした。
でも、どこの医者に行こう?
実際、もう歯医者を除けばしばらく医者になんて行ってなかった。
それで、家族に聞いたりして結局、小さい頃から行っていた地元の内科医に行った。
小さい頃以来だなぁ・・・
なんて思いながら診察を受け、薬をもらい帰宅した。
これでやれやれだなと思い薬を飲んだ。
しかし、その薬がなくなっても、腹の調子に大きな変化はなかった。
というか、徐々に痛みが大きくなってきた。
なんだよなぁ・・・と、再度その内科医に行った。
再度の診察の結果、新たな薬をもらった。
これで大丈夫なのかな?
なんて思っていた不安的中、その新たな薬を飲んでも全然変化はなく、
ついにある晩、痛みに目が覚まされた。
痛いなぁ・・・どうしよう?
それでも、身体を右に向けたり、左に向けたり、仰向けになったり、うつ伏せになったり、
一番痛みが和らぐ体勢を探しながら、こんな感じがいいかな?と思い、
再度眠ろうとするも、寝付いたと思ったら、また痛みに起こされる、
そんな状態の繰り返しのまま、朝を迎えた。
こりゃ、たまったもんじゃない!
薬は効かない、っていうかどう考えてもだんだんと症状は酷くなる一方。
そこで、今度は新たな医者、地元の総合病院に行った。
すると診断の結果、病名は「盲腸」、もちろん即入院。
なんだよ、あの医者!盲腸じゃねぇかよ!!!
っていう憤りよりも、その時は「盲腸か・・・腹切るのかぁ・・・恐いなぁ・・・」
なんて、ビビりな自分は思っていた。
しかし結局その盲腸、入院はするけど、手術はしないで薬で散らすことになったのでした。
やれやれだったけど、実際盲腸と言えども、もたもたしていたら大変なことになっていたらしい・・・
そうなったら、最初に行ったあの医者、どうしてやりましょう?・・・なんて♪
もっと早く別のとこに行っとけば・・・♪
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