「作戦N〜」への思い

本が好きだ。

しかし、読書家でも文学青年でもない。

そんな自分が最初に読んだ本はなんだろうって思ったことがある。

読破したって考えると、ほんとなんだかわかないけど、だいぶあとになってから手に取った本になるんだろう。

でも最初に手に取った本って考えると、すぐ思いつく本がある。

それは小学校の頃、図書室で手に取った一冊の本。

タイトルは確か「作戦N○○○」っていう、よくわからんアルファベット4文字からなる作戦名?がついた、少年SFものだ。

冒頭、主人公が修学旅行からの帰りの夜行列車内で出くわした、別の車両の怪しい学生の集団と接近するところから物語は始まっていた。

そして物語はスリリングな展開を繰り広げるのだが・・・

残念ながら当時の僕はその本を読破することはなかった。

時を経て、十年くらい前のある時この本の存在を思い出す。

でも、タイトルがはっきりと思い出せない。

そこで、インターネットで検索するも、残念ながらいい情報は得られなかった。

それからさらに時を経て、ちょっと前に、新潟市内に出来た新しい図書館に行った時、その本のことを思い出した。

できたての新しい図書館の中で、検索する、わかっているキーワードは「作戦N」のみ。

しかし、ほぼ当てにしてなかった思いとは裏腹に、その検索の機械は一冊のあるタイトルの本を見つけてくれた。

その本の名前は「作戦NACL」。

早速その本の所在場所へ行き手に取った。

全然記憶にないその表紙の本を読み始めると、記憶のとおりの冒頭で始まっている。

「おお!これだー」

と胸中歓喜の声を上げ、その本を読み始めた。

そして、数十年の時を経て僕はその本を読み終えた。

内容は大人になった今読んでも、まぁ多少いろいろ?あるが、それでも充分に楽しめるものだった。

ちなみに自分と違って理数系の方なら、僕がよくわからんアルファベット四文字っていったこの「NACL」が何のことかお解りだと思うけど、それは・・・ネタバレになるのでとりあえずこの四文字は内緒にしときます。

さぁ、興味のある方は図書館などで探してみてはいかがでしょうか?

って言っても冒頭で述べたように読書家でも文学青年でもない僕のお勧め、いや最初に読んだ本ってだけなんで、つまらなかったとしても責任は負いませんがね。笑


光瀬龍という作者のものになります。

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