面倒な・・・
友人も少なく、付き合いも悪く、人見知り。
そんな自分にも多少は出会いもあって、でもやはり仲のいい友人とかにまで進展することない。
だからって今さらそんなことに失望するなんてことはなく、特に気にしないでいる。
それでもたまにある面倒な人との出会い、これにはなかなか困って・・・
その義理の兄の知人は、我等同様に音楽好き、しかもレコード好き。
だから、最初は楽しく話したりしていたけど、やはりなかなか面倒な人でね・・・
まぁ、同じ音楽好き、レコード好きだと言っても、人それぞれ千差万別多種多様十人十色三者三様だから、
しょうがないんだろうけど、その人の困ったっていうのは「いっつも同じ話をする」んだよね。
まぁ、会う頻度がそんなに高くないから、忘れてるのもしれないんだけど・・・
その同じ話っていうのは、まずレコードを入れる、所謂外袋。
これにレコードを入れているか?っていうことと、入れていたらその外袋の仕様、
まぁ、外袋下部の余分の箇所の有無、それが気になるところみたいなんだけど・・・
ちなみにその人は外袋つける派で、余分の箇所のない外袋を使うよう・・・
もちろん、レコード好きには気になるところだろうから、その話題を肴にするのは全然問題なく、
というかむしろ話題にすることはレコード好きあるあるって言っていいようなものだからいいんだけど、
やはり会う度、開口一番そればっかりっていうのもね・・・
次に彼が宣うのはレコードの収納するもの。
そう聞かれたら当然自分の収納しているもの、ホームセンターとかに売っているカラーボックス。
これを横にして、そこにレコードを収納していますよ、と答える。
すると、待ってましたとばかりに、その収納方法だと、レコードを取り出す時に、
ここのふちの部分でレコードを痛めてしまうぜ!
とドヤ顔で言うのだが、こういうカラーボックスに収納し続けて数十年経つから、
当然そんなことは既に知っていて、収納箇所の底面に段ボールを1枚敷いてますよ、
と答えると、急にテンションが下がって、ああそう・・・って感じになる。
まぁ、このやり取りもレコード好きならよくあるだろうことだから、別にいいんだけど、
会う度この話だし、しかもドヤ顔もそのテンションが下がる感じもなんだか・・・
なにより会う度にこの話題が何回も繰り返されるっていうのがまたなんともつまらなくて・・・
実際、彼と会うっていうのが大体レコード屋さんのセール的な催しでだから、
以前は数ヶ月ごとにそんなやり取りを繰り返していてね・・・
まぁ、幸い最近はそんなセール的な催しもないし、暫く彼とも会ってないからいいんだけど・・・
しかし、最近そういうセールがないから、彼もそういう話題をそんなに口にしていないんじゃないかな?
そんな風に考えると、久しぶりに彼に会ったとしたらやっぱりまた同じ話題になるのだろうか?
もしそうなったら・・・
もう面倒だから嘘付いて外袋はつけてないだとか、レコード収納も・・・
っていうかひと思いに「レコード?全部売りましたよ♪」なんて言った方がいいのかな?
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