その現場に戻れたなら・・・
少し前にあるテレビ番組で、
学生時代に先生から聞いた「思い出深い言葉」について語り合っていた。
そんな番組を見ながら、俺にはどんな言葉が思い出深く記憶に残っているだろう？
と考えた。
すると、以前ここで記した「おい、へどろん、その菊ちょっと貸してくれ。」
という言葉が頭に浮かんだ。
もちろんそれは上記の番組内で語られていたような、所謂先生が語ったいい言葉なるものとは違うものだから、
他の言葉他の言葉って考えるも、結局それ以外は思い出せなかった。
そんな言葉を思い出したら、当時の面白くない記憶がじわじわと蘇ってきて、
もし今の俺がその現場に戻れたなら、どんな言葉をその先生にかけるだろうと考えた・・・
もちろんその、もう誰でどんな先生かも忘れたけど、まずそこに座れと正座させてから、
「貸してくれって、いつまで借りる気なんだ？」
「菊を借りていく理由の説明はないのか？例えば出来がいいから誰かに見せるとかどこかに飾るとか？」
「花だよ花？枯れる前に返すのはもちろん、茎だけになってから返すなんてことはないだろうな？」
「ひょっとして菊の出来がいいから「いい菊でしょ？」と職員室にでもドヤ顔で飾るんじゃないのか？」
「借りるって言っておいて、結果催促するまで放置ってどういうこと？」
「催促されてどう思った？この茎だけになった状態を思い浮かべて。」
「そう考えると・・・いやどう考えてもやっぱりあんたのミスじゃないのか？」
「それともショボいこいつ（当時の俺）だから文句とか言われても、最初に言っただとか宣って誤魔化せばいい、なんて思っていたのか？」
「さぁ、どう思う？お前が言った「その菊ちょっと貸してくれ」と無残な状態になった菊について」
「おぉ！」×100回
「よぉ！」×100回
もちろん、ここまで言う前に何回も「お前は誰だ？」って言われると思うし、
その前につまみ出されるに決まってるけど・・・♪
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