THE TRASH CAN SINATRAS 〜ふたつのCAKE

みんな大好き!?トラッシュ・キャン・シナトラズが昨年、長い沈黙を破り96年のサード・アルバムに続く待望の4枚目のアルバムをリリースしてくれた。
長い沈黙って言っても間にシングル等活動はちょびちょびあったけど・・・ 今回はなぜかアーティスト表記がTrashcan Sinatrasになっていて、私が入手したものはDVDとメンバーのサインがついた「spinART」よりの米盤CD。
国内盤はCCCD!ってマジかよ・・・今までと違い今作はアナログ盤のリリースはないもよう・・・「spinART」はアナログも出しているんだから、出してくれればいいのに・・・ブツブツ
内容は他のファン・サイトなどで述べられていると思うので、詳しく述べないが、やはり彼等の作品ならではの素晴らしいものになってます。
所謂ネオアコなどと称されている彼等のサウンドはそんなジャンル?に押し込めなくても充分ポップで素敵なもの。未聴のかたは4作どれから聴いてもいいと思いますが・・・いかに?

今回ここでは、その彼等のアナログ盤でなぜか2種類ある、デビュー・アルバム「CAKE」の紹介と比較をしてみたいと思う。(画像が汚くて申し訳ないです)
まぁ、リンクさせてもらってる "ここ" のザ・ラーズの比較のまねっていえばまねなんだけどね・・・

オリジナル盤(以下:オリジナル)のリリースは90年Go! Discsより。それにプレミア価格が付いてしばらく経った90年代後半頃?に再発盤(以下:再発)はリリースされた。
下左がオリジナル、右が再発。ちなみにレコード番号(828-201-1)バーコード番号はともに同じ。細かい表記の違いはあるけど・・・
     
表面もトリミングの違い、色の感じの違いなどあるが、一見してわかる違いが右上のタイトル&バンド名表記。 オリジナルがシルバーで横約10センチにわったてバンド名が表記されているのに対し、再発はグレーで約16.5センチにもわったて表記されている。

裏面も違い、背景の大理石?みたいな部分の光沢、色の感じが全然違い、またタイトル&曲目などの文字の大きさの違いなどなど、細かい違いが数多くあるが、パッと見わかりやすい違いはGo! Discsのロゴマークの部分。
オリジナルは右下部分なのに対し再発は中央下部にあるところ。下左がオリジナル。右が再発。
     

最近じゃスパインなどというのでしょうかね?背表紙の表記も違い、下画像の重ねられた上部の再発は中央部にバンド名、タイトルとあり、下のオリジナルは上部に番号、バンド名、タイトルの順に表記されている。

インナースリーブにも違いがある。
下左がオリジナル、右が再発。またも再発のほうが文字が大きい、そしてトリミングも違う。あと画像からじゃわかりにくいけど、レコードの出し入れするところがオリジナルは画像の上部分より、再発が右部分からになっている。
     

また裏返すとよりわかり易く、下左のオリジナルはジャケット表面の一部分が右側にあるが下右の再発にはない。
     

こうなると当然?レーベルも違う。
この画像じゃわかりににくいけど、背景の色、文字の色の感じや大きさなど違うが、わかりやすいところでいうと、レーベル外周にそって表記されている「ALL RIGHTS RESERVED~」の文字の色が下左のオリジナルは白抜き文字、右の再発はグレーになっているところか。
     

盤面自体も、あらたにカッティングされたのだろう、重量はほとんど同じだが、マトリクスも溝の幅も違う。
マトリクスはオリジナルA面は機械打で8282011 A-1U-1-2 と手書き文字でTHE EXCHANGE D.M.M  STAFF と WHEN IS ADORE NOT ADERE?
B面も機械打で8282011 B-1U-1-2 と手書き文字でTHE EXCHANGE RAY'Sとなっている。
再発A面は手書き文字で828-201-1-A と ORLAKE
B面はほぼ同じでA面の-Aが-Bになっている。
溝の幅は再発のほうが広い・・・のでいい音なのかな?聴いた感じ音のレベルは大きいけど、比べなきゃ問題ない感じかな?

などなど、いろいろだらだらと述べてきましたが、これらを知っていてもらえれば、実際レコード店、オークションなどで見かけた場合、オリジナルか再発か一目瞭然!
間違っても再発盤にオリジナルなみの高価格を支払ってしまわないよう、参考になれば幸いだと思います。
といっていたらば、オランダ産のアナログ盤も存在するもよう・・・まぁこれはオランダ産表記があると思いますので・・・省略させてもらいます。(持ってないし)
御清聴ありがとうございました。

もどる

inserted by FC2 system