ザ・フー(The Who)初の単独来日公演! 〜田舎者のライブ体験記
見た!聴いた!叫んだ!興奮した!
そんな風に気持ちを昂らせてくれたライブ。
それは先日行なわれたザ・フーの初となる単独来日公演。
当初はザ・フーとしての最新作「Endless Wire」に付いていたリヨンでのライブを収録したDVD見たりしていたせいで、
やはり年齢からくる衰えの不安は拭えなかった。
特にそれからさかのぼること数年前に衛星放送で見たロイヤル・アルバート・ホールでの、特にロジャーの若々しさ!
それとの比較もあって、その前述したDVDを見た時はホントに
「だからもっと早く来てくれれば・・・」
なんて思っていた。
それでも、ザ・フーである。
「キースいないじゃん」
なんて、ろくにその後から近年までのザ・フーをよく聴きもしない無粋な輩の残念な文言とは違い、楽しみなことには間違いない。
それに最近のバントとしてのザ・フーの充実ぶりにも期待せずにはいられなかった。
特にリンゴ・スターの最高傑作!?である、ドラムのザックなど・・・
そんな期待と不安が入り交じる中、ライブは始まった。
オープニングはもちろん「I Can't Explain」。
大興奮で手拍子足拍子大合唱を繰り広げる僕ら観客たち。
曲が進むたびにそれらもヒートアップ。
そんな僕らの最初のピークは「Baba O'Riley」。
そこでピートの歌う「Don't Cry〜♪」の部分。
もちろん音痴な自分も大合唱の大興奮。
その後も、ロジャーの熱唱に感動の「Love Reign O'er Me」。
さらに「My Generation」。
そして「Won't Get Fooled Again」。
アンコールでの、トミーの抜粋メドレーなどなど・・・いやぁ、ホント素晴らしい!
当初の不安なんてすぐにふっ飛ぶ彼等の演奏!ロジャーもピートも若々しくかっこいい!
こういうベテランバンドって、よく「味」のある演奏云々、とかいう以前はなかった「味」ってやつが幅を利かせてきたりすることが多いけど、そんなのほとんど感じさせない、もう全然現役感バリバリなのよ!還暦越えなんてなんのその!?そりゃあ若い頃と比べればさ・・・
また、自分はいろいろライブを・・・っていうほどでもないけど、それらのどのライブより素晴らしく感動し興奮させてくれたものだった。
ってことは・・・もちろんあれよりも、これよりも、さらにはあれよりも!笑
某ブログでは、僕の体験できなかった70年代のビッグネームのライブなみに良かったともあるし・・・
全盛期の昔は4人の怒濤の演奏力で突っ走っていたって感じの彼等だけど、今はピートと、ドラムの音ひとつひとつがビシビシ突き刺さる素晴らしきザックのドラムがバンドを牽引していると言った感じだろうか?
実際、ピートがよくザックにアイコンタクトを送っていたし・・・
まぁ、テクニック云々はよく分からない俺だけど、それでもホント最高に素晴らしかったこのライブ、良い座席プラスいい音ってのもあって、とても感動しました。
そしてライブ後、追加の武道館がなかなかソールド・アウトにならなかったんで、友人と「もう最後の来日になるのかなぁ」、なんて話していたけど・・・
そんなの困るし、嫌だね!
なんて・・・すぐにでも再来日を希望する自分がいるのでした。
だって、東京在住、いや関東在住だったら絶対最終の武道館公演に行ってただろうからね。
いや、ホントに・・・また壱萬弐阡円?払うよもちろん!うん。
素晴らしかったさいたまの夜でした・・・
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