永遠のラーメンタカノ

実際、ヤバいんじゃないか?と思っていた。
いくら弱小虚弱個人サイトとはいえ、「ラーメンタカノ」を探し、紹介し、お勧めしたのに、一年以上前に、しかも一回しか行ってないなんて・・・
そんな思いのなか、ようやく山形県にあり唯一現存すると思われる「ラーメンタカノ」に再度訪問できる日が来た。
今回は前回の大雪、嵐とは違い、いい天気。そのかいあって順調に隣県山形は新庄市にある「ラーメンタカノ小田島店」に到着した。

入店しようとしたら店内は薄暗く「やっていないのか?」と思うのも束の間、お客がいないので一時的に電気を消していたようだ。
そして店内の前回と同じ場所に座る。メニューを眺め、「ナポリ」と「カリーナ」どっちも食っちゃるか!とも思ったりしたが、 「焼そば(2色)」なるものがメニューにあり、聞いてみたら焼そばに「ナポリ」と「カリーナ」のソースが半々にかかったものだという。
ならばと、それを注文。同行してくれた友人は「タカノチャンポン」なるものを頼んだ。
・・・待つこと暫くして、来ました!
「ラーメンタカノ」に昔良く行っていた皆さんの記憶に深く刻まれている、「ナポリ」と「カリーナ」の味を一つで同時に味わえる「焼そば(2色)」が!


食べながら、ご主人とともにお店を切り盛りされている、ご夫人にちょっとお話を伺うことが出来た。
ご夫人によると以前は山形にも他に「ラーメンタカノ」の店舗があったよう(新庄駅前にあったらしい)ですが、厳しいこのご時世ゆえか現在はないもよう。
また、少し前に「ラーメンタカノ」の本部があったという新潟県の巻町へ行ったが、その場所も駐車場になっていたという。
しかし本部がないのにもかかわらず、食材の一部は新潟の企業より仕入れてるので、私が新潟に「ラーメンタカノ」の店舗は一軒も無いと言ったら驚いておられました。
そんな感じの楽しい会話?とおいしい食事をしていい気分のまま、また必ずくると約束し、私達はまた長時間かけて帰宅したのでした。

帰宅後、私はなにか違和感というか疑問が頭に浮かんだまま離れなかった。
それは「ラーメンタカノ小田島店」で聞いた、本部は既にないのに食材の一部は新潟より仕入れているというところだった。
そこで、早速その教えてもらった食材メーカーをインターネットで探す、するとあっさりその「タカノ食品株式会社」なる会社は見つかった。
そう、「タカノ食品株式会社」・・・「ラーメンタカノ」と関係あるんじゃないか?と思わせるその名前・・・そのもろもろの疑問を「よっちゃんイカ大論争!」のときよろしく、メールで問い合わせてみた。

すると、翌日返事が帰ってきた。(丁寧なお返事、対応等誠に有り難うございました)
結論からいうと、私の予想は正しく「ラーメンタカノ」は「タカノ食品株式会社」さんの外食事業部として展開されていたお店で、残念ながらお店はすべて!平成8年頃に閉店されたようです。
現在は学校給食などを主に集団給食の食材屋さんとして頑張られています。「ナポリ」と「カリーナ」のソースも業務用ですが健在のようで、これを「ラーメンタカノ小田島店」も仕入れているようです。

疑問、そして謎がひとつ解けたが、この現在においてあまりにも昭和を感じさせる「ラーメンタカノ小田島店」、そのメニュー、店舗、お店を営まれている年配のご夫婦、そしておっしゃられていたように厳しいこのご時世、おまけに「タカノ食品株式会社」さんのメールにあった平成8年頃に全店舗!閉店のひとこと・・・不肖私はこう言いたいのです。
みなさん!特に昔「ラーメンタカノ」に行ったという人たちで「ナポリ」「カリーナ」を覚えていられる方々!やはり推測しなくとも、この「ラーメンタカノ」最後の砦、「ラーメンタカノ小田島店」も未来永劫続くものでは無いのです。
もちろん現在はバリバリ現役なので、ぜひ!行ってみて下さい!「ナポリ」「カリーナ」のソースは元の本部企業そのままのものなんで、きっとあなたの期待を裏切ることはないと思われます。
そして実現した際には、その熱き良き素晴らしき思いを郷愁を!お知らせ頂ければ幸いです。

さぁ、「ラーメンタカノ」を永遠のものにするべく、急いで!



2012某日〜追記:ネット上の記述での確認なので真実は定かじゃありませんが、どうやらこのラーメンタカノ最後の砦「ラーメンタカノ小田島店」すでに閉店されているようです・・・
長い間お疲れ様でした、そしてありがとうございました。行ってよかったよ・・・

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